日精歯科では、ウィルス対策や治療効果の向上を図り、ウルトラファインバブルの導入をしました。
UFB DUAL ™ とは
ウルトラファインバブルとは目に見えないほど小さな泡のことを言います。その大きさは約0.000001mmと空気中に存在するウイルスの菌と同じくらいの大きさです。ウルトラファインバブルの特性としてブラウン運動をするため水中に長時間停滞することが可能です。報告されている効果として、高洗浄効果、保湿効果、ガス溶解効果、植物の発育促進効果などが挙げられます。
外気を取り入れずに、清潔な水道水の中に溶け込んでいる空気から「ウルトラファインバブル水」を作るので、外的要因によって汚染されるリスクがなく、とても清潔です。
UFB の効果
ウルトラファインバブルは、ナノサイズの泡が汚れの隅々まで入り込み汚れを吸着・剥離する効果があります。ウルトラファインバブルとは0.000001mm(ナノサイズ)という極めて小さな泡です。水中で発生させても目視出来ない程の大きさです。この小さな泡には、洗剤の洗浄効果を高める力があります。しかも、ナノサイズの泡だから、繊維の奥にしっかり浸透して、汚れを落としやすくします。
また、クリニックに入ってくる水道水が全てウルトラファインバブルになるため、排水もウルトラファインバブル水になります。その為、汚水が流れる配管の内側を泡がコーティングし、綺麗に保ってくれるため、配管の老朽化予防にもなり、環境にも優しい設備といえます。イヤなにおいの軽減などにもつながるため、より快適な環境で治療を受けていただくことが可能になります。
ウルトラファインバブルの特徴
バブルというと泡というイメージがあり、生成されてもすぐに消えてしまうイメージがあります。ウルトラファインバブルは、直径1マイクロメートル未満の目に見えない微細な泡で、主に業務用として医療、農業、環境などのさまざまな分野で注目されている先端技術です。ウルトラファインバブルは、1).繊維の隙間よりも小さなサイズの泡で、2).浮力が非常に小さいため水面に浮上しにくく、長時間水中に浮遊し続ける という特徴があります。
ナノバブルとウルトラファインバブルの違い
一般的にマイクロバブルは50μmの気泡のことを指します。それに対して、ウルトラファインバブルは1μm未満の超微細気泡です。マイクロバブルは水中で発生させても早い段階で水面にあがって消失してしまいますが、ウルトラファインバブルはあまりにも小さいため、非常に長く水中に滞在します。
院内で活用されているウルトラファインバブル
水を使うだけで洗浄効果が期待されるウルトラファインバブル。常に水を使うしか医院内では、非常に効果的に活用できるといえます
洗面台
ウルトラファインバブル水は口腔ケアに有効です。患者さまのうがい、歯みがき時に口腔内のウイルスや雑菌を除去します。
トイレ
トイレタンクや便器内などの汚れを防止し、嫌なニオイの発生を抑えます。
ユニットチューブ(治療台)
水だけでユニットチューブ内のバイオフィルムを剥離し再付着を防ぐため、パッキンや金属パーツの腐食の心配がありません。
院内パイプライン
夜間や休診日など水が停滞しているときに増殖するバイオフィルムを剥離し再付着を防ぐことで常に清潔に保ちます。
ウルトラファインバブルの実用例
逆浸透膜、循環ラインの清浄化用途に使用されています
配管の清浄化および人工炭酸泉の生成、入浴客の満足度向上に使用されています
駅トイレ配管の尿石の剥離・悪臭の除去に使用されています